北朝鮮が第7回党大会を来年5月に開催することを発表した。
11月30日、北朝鮮の国営メディアである朝鮮中央通信は、「第7回朝鮮労働党大会」の招集を報道。北朝鮮ウォッチャーたちは「遂に党大会が開かれる!」と色めきだった。
それもそのはず。朝鮮労働党は原則的に5年ごとに党大会を招集し、それまでの成果の総括や今後の方向性を明確に打ち出さなければならないのだが、第6回大会を最後に開かれておらず、来年に開催されれば実に36年ぶりとなるからだ。
北朝鮮は朝鮮労働党が指導する国家だ。それにもかかわらず、なぜ36年も党大会が開かれていなかったのか。
ズバリ言うなら、党大会を「開催しなかった」のではなく「できなかった」のだ。政治的にも経済的にも大会を開くほどの成果がなかったのである。