北朝鮮の金正恩第1書記は、派手な建設事業が大好きなようだ。今月10日の朝鮮労働党70周年記念に合わせても、各地で様々な建設事業が行われたが、多くの北朝鮮の民衆たちが「忠誠の動員」という名目で駆り出され無償の奉仕労働を強いられた。

民衆達の苦労を他所に、金正恩氏は完成した建造物を訪れて、あたかも偉業のように宣伝しているが、その建造物の多くが経済難の北朝鮮には分不相応な無用の長物と言っても過言ではない。

さらにこの「金正恩式ハコモノ行政」をめぐっては「血の粛清」も行われている。

つい先日、金正恩氏は完工した「科学技術殿堂」を訪れて満面の笑みを浮かべながら現地指導したが、この建設過程で、異見を出した国家計画委員会副委員長が処刑されていたことが、韓国の情報機関である国家情報院(国情院)によって明らかにされている。この時の報告によると、15人の高官が金正恩第1書記に異議を唱えたとして「見せしめ」処刑されていた。