生活消費品を見る目が肥えた北朝鮮庶民
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面靴に限らず、トンジュらは生活消費品の生産に注目している。北朝鮮住民の購買力が相対的に高くなり、生活消費製品の需要が高まっているからだ。北朝鮮国内の総合市場は日増しに拡大発展しているが、同時に国営商店も個人に賃貸され、生活消費品の販売店が大幅に増加した。「ソビ車」などを利用した物流も改善され「中国産直輸入」との価格競争力も高まっている。
これまで北朝鮮の外貨稼ぎ機関やトンジュは、中国浙江省など人件費が安い地域で生産された低価格低品質の生活消費品を大量に輸入して販売してきた。しかし、こうした低価格の中国製生活消費品では、消費欲求を満たすのは難しくなっている。つまり、北朝鮮住民の目が肥えつつあるのだ。
市場では越冬商戦が開始
北朝鮮の総合市場は、すでに「越冬商戦」が開始されていると情報筋は語った。
「11月から冬に向けた商品が多くなる。先を見る賢い商人は越冬用の生活消費品をすでに確保しているだろう。代表的な売れ筋商品が『冬用の靴』だ」