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「北朝鮮がミサイルを発射か?!」と全世界が注目するなか、軍事パレード直前の4日、中国共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員を団長とする党代表団が、軍事パレードに出席することが明らかにされた。こうしたなかでのミサイル発射は中国共産党に顔に泥を塗ることになる。さすがの金正恩氏も中国側に配慮を示したようだ。

北朝鮮がミサイルを発射しなかったせいか、軍事パレード前日(9日)には、金正恩氏と劉氏を団長とする中国共産党代表団は接見を行い、10日付の朝鮮中央通信と労働新聞で報道された。労働新聞では3面全面にわたって接見と記念撮影を報じたが、最近の、北朝鮮の中国に対するネガキャンからすると異例の報道ぶりだ。

さらに、パレード当日、壇上に上がった金正恩第1書記のすぐ横に、劉氏が並び立った。9月に中国・北京で開かれた抗日戦勝式典に出席した崔龍海書記が端に追いやられ、式典直後には、北朝鮮が習近平氏と朴槿恵氏に対して、「我々をひどく侮辱して極めて無礼だ」と非難していたことを考えると、これも異例の厚遇ぶりだ。