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2012年と2013年の軍事パレードに登場したKN-08は、射程距離が1万2000キロに達し、米国本土も射程に入るとの分析があるが、発射実験は確認されていない。

一方、今年に入り北朝鮮が実験を行った兵器として、新型の艦対艦ミサイルがある。2月、朝鮮労働党機関紙の労働新聞などで試射時の写真が公開された。

このミサイルを発射したステルス高速艇も新型であり、これらの兵器システムは、朝鮮半島の軍事バランスに微妙な変化を与え得るものだ。

そして、筆者が個人的にも気になっているのが、北朝鮮が初歩的な射出試験に成功した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1号」が登場するかどうかだ。

このSLBMを巡っては、北朝鮮が発射時の映像として公開したものが、米国のSLBM映像の盗用であったことがわかっている。射出実験は本当に成功したのだから、自分たちの映像だけ公開しておけば良いものを、どうしてわざわざ「宿敵」である米国からのパクリ映像を流すのか意味不明だが、それもまあ、この兵器に対する金正恩氏の愛情の表れなのかもしれない。