北朝鮮は、先月9日に明らかにした潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1号」の実験動画映像を公開した。発射実験をめぐっては、その真偽について諸説が飛び交っていたが、北朝鮮がSLBM実験に成功したことが明らかになった。
朝鮮中央テレビは7日、「敬愛する最高司令官・金正恩同志は、人民軍隊事業を現地で指導」というタイトルの記録映画の公開。金正恩氏が、様々な軍傘下の事業体を現地指導する様子を記録映画として放送した。
記録映画には、金正恩氏が海上視察するなかでSLBMの発射が成功する瞬間が記録されている。北朝鮮メディアは労働新聞を通じて、SLBM発射実験を明らかにしていたが、掲載された写真のCG加工説が指摘されていた。
米国のミサイル動画を盗用?
一方、韓国国防部は、ミサイルは150メートル以上飛翔し、推進体の開発に完了したと分析していた。その後、北朝鮮は対南サイト「わが民族同士」で、米国のミサイル動画を盗用した動画を掲載したため、SLBM発射成功の真偽について疑問の声が上がっていた。