北朝鮮の金正恩第1書記は4日、朝鮮労働党の創立70周年(10日)に際し約1万字の論文「偉大な金日成、金正日同志の党の偉業は必勝不敗である」を発表した。
かの国では、最高指導者の論文は「労作」と呼ばれ、党や国家の活動、社会の営みを縛る「規範」とされる。その中身は人々から思考と行動の自由を奪い、指導者を絶対化する内容で一貫している。
ということはつまり、北朝鮮がどこへ向かっているのかを知るためには必読の文献であり、新しい労作が発表されるたび、北朝鮮ウォッチャーならば必ず目を通さなければならない。
しかし、その文体はきわめて独特で、私などは読むたびにグッタリと疲れてしまう。