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そして金正恩氏の代になり、さらに問題が加わった。父親である金正日総書記のそれと比べてダイナミックさが薄れ、研究意欲がなかなか湧かないのだ。

早い話、内容が薄っぺらいのである。

これは、私だけが感じていることではない。

正恩氏は毎年1月1日に「新年の辞」を発表しているが、これもまた、北朝鮮の1年間の政策方針を述べた「労作」の一種である。

北朝鮮の人々は、自分の国がいったいどのような方向に向かおうとしているのかを知るため、正恩氏がテレビで読み上げる内容に耳を凝らす。しかし、いくら注意深く聞いても要点がわからず、文章の長さだけばかりが気になってしまうという。

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どうして長さが気になるかと言うと、北朝鮮の国民は毎年、長文の「新年の辞」を丸暗記するよう体制から強要され、できないと厳しい罰を受けるからだ。