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北朝鮮が、10月10日前後に長距離弾道ミサイルを発射する可能性が高まってきた。

北朝鮮の国営メディアは14日、同国の宇宙開発局長の発言として、「世界は今後、先軍朝鮮の衛星がわが党中央が決心した時間と場所によって、大地から空高く引き続き打ち上げられるのをはっきりと見ることになるだろう」と、ミサイル発射を示唆した。

これに対して米国務省のカービー報道官は14日のブリーフィングで、「どのような衛星の打ち上げであれ、弾道ミサイル技術を使う以上、決議違反だ」と北朝鮮をけん制した。

今後、国際社会は北朝鮮にプレッシャーを加えるだろうが、それでも中止に追い込むことは並大抵のことではない。そもそも、北朝鮮は10月のミサイル発射を見据えて周到な準備を進めてきており、その兆候は今年5月から既にキャッチされていた。

北朝鮮は5月、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1号」の発射に成功した。実験の詳細に関しては不明な点も多く、また北極星1号は、長距離弾道ミサイルではない。しかし、翌月に公開した動画を通じて、金正恩第1書記は、発射の瞬間に「カッコいい!成功だ!大したもんだ!」と大はしゃぎするなど、弾道ミサイルへの執着ぶりをアピールした。