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北朝鮮で、こうした個人耕作地はかつては認められていなかったが、2011年から当局は、個人耕作地1坪あたり、北朝鮮ウォンで300ウォンから500ウォン(約4.5円~7.5円)の税金を徴収して土地の使用許可を出しはじめた。

仮に200坪を耕す場合、100,000ウォンの税金がかけられる。コメに換算するとおおよそ20キロ分に相当するが、当局公認で耕作ができて、さらに収入も見込めることから、4年間で個人耕作地やその番小屋は数十倍に増えた。

耕作地は、農民たちが住む家から近場の山の中腹に畑がある場合が多く、以前から協同農場の仕事の合間に、個人耕作地で農作業にはげんでいた。ところが、最近になって事情が変わりつつあると内部情報筋は語る。

「農民たちは、山奥の個人耕作地の一角に3~4坪の掘っ立て小屋を建てて暮らしている。7月の初めから10月までの3ヶ月という長期間を小屋で暮らすので、炊事設備から暖房用のオンドルまで、様々な生活道具が完備されている」