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北朝鮮の鉱山は建前上はすべて国営だが、内実はトンジュ(金主、新興富裕層)が所有、運営し莫大な利益を生んでいる。 また、その運営権を巡って地域住民との紛争が起きるなど様々なトラブルも生じている。

鉱山ビジネスの舞台は主に炭鉱だったが、最近では「金鉱」にもトンジュの潤沢な資金が流れ込んでいると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)市郊外の青岩(チョンアム)区域クムバウィ洞には、植民地時代に三菱鉱業(現・三菱マテリアル)が運営する「青岩金山」があった。金鉱は現在も操業中で、金正恩氏の秘密資金を運用する朝鮮労働党39号室や道の保衛部(秘密警察)、保安署(警察署)などが運営に携わっている。