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かつての国営から大きく変わろうとしている北朝鮮の資源ビジネス環境だが、その潜在的魅力については韓国鉱物資源公社が2009年に発表した資料に詳しい。同資料によると、北朝鮮の金の埋蔵量は約2000トンに及び世界9位。金鉱は全国に点在しており、その数は1860、砂金の採取場まで含めると2300を超える。中でも平安北道の雲山(ウンサン)金山は埋蔵量が1000トンに及ぶと見積もられているが、まだその多くが採掘されないまま残っている。

ただし、いくら埋蔵量が多くても、北朝鮮は不安定要素だらけでリスクが高く海外企業の参入は難しい現状がある。私有財産を保護する法律やインフラなど投資の条件が整わない限り、海外からの投資は呼び込めないだろう。また、経験豊富な海外企業が北朝鮮に投資すれば、トンジュたちも一気に駆逐されるだろう。つまり、それまでがトンジュたちにとっての「ゴールドラッシュ」というわけだ。

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