北朝鮮国内に信頼できる協力者を獲得できれば、これまでは北朝鮮当局の公式情報に頼りがちだった調査活動にも、風穴が開けられるかもしれない。
それにしても、国内の情報流出に極度に敏感な北朝鮮当局が外国人にネット接続を許す理由はどこにあるのだろうか。
別の対北朝鮮情報筋は、外国人は北朝鮮の一般住民との接触を厳しく制限されており、外国人を厳しい監視の下においているため、外国人が流出させる情報は大したものではないと自信を持っているからだと解説した。
また、外国人観光客は長期滞在者に比べると信用度が低いため、インターネットへの接続は許されていないが、全く方法がないわけではない。ある観光客はデイリーNKに対して、北朝鮮を訪れた時に持っていた携帯電話がインターネットに繋がった経験を次のように語った。