黄海道(ファンヘド)にある中国系の投資会社で1年の勤務経験がある中国人(朝鮮族)は、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に「北朝鮮にいた頃、韓国に出稼ぎに行っている母と(SNSアプリの)カカオトークでチャットや通話をした。中国にいる知人たちとは微信(WeChat)で連絡していた」と語った。
彼はさらに次のように説明した。 「韓国との国際電話はできないことになっているが、カカオトークなどを使うとメッセージ、画像、動画の送信はもちろん、通話もできる。ただし、スピードはかなり遅い」 「ネットや国際電話は使えるものの、北朝鮮の一般の人々とは通話すらできない」
6月11日に起きた平壌の高麗ホテルの火災後に、一時的にインターネットが遮断されたが、これは外国人が先を争って火災現場の写真をネットで外国に送信しようとしたためだと情報筋は語った。つまり、それだけ多くの在住外国人がインターネットを使っているということだ。
こうなると気になるのが「日本人拉致被害者の安否を探るために、これを利用できないか」ということだ。