玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部部長が「居眠り」を罪に問われ処刑されるなど、金正恩氏の恐怖政治が激しさを増している。これに北朝鮮の中堅幹部たちが激しく動揺していると韓国の聯合ニュースが2日に伝えた。
北朝鮮に精通した情報筋によると、北朝鮮の最高幹部はさほど動揺していないが、中堅幹部、特に海外駐在の幹部たちの動揺が激しく、うち一部は韓国に亡命しているという。
北朝鮮国内では「責任者になることを避けたい」とする雰囲気が蔓延するなど、恐怖に支配されている状況だが、恐怖が怒りに変わってそれが体制打倒に向かうほどにまでは至っていない。