玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部部長が「居眠り」を罪に問われ処刑されるなど、金正恩氏の恐怖政治が激しさを増している。これに北朝鮮の中堅幹部たちが激しく動揺していると韓国の聯合ニュースが2日に伝えた。

北朝鮮に精通した情報筋によると、北朝鮮の最高幹部はさほど動揺していないが、中堅幹部、特に海外駐在の幹部たちの動揺が激しく、うち一部は韓国に亡命しているという。

北朝鮮国内では「責任者になることを避けたい」とする雰囲気が蔓延するなど、恐怖に支配されている状況だが、恐怖が怒りに変わってそれが体制打倒に向かうほどにまでは至っていない。

昨年、韓国に亡命した労働党の下級幹部は韓国当局の取り調べに対して、金正恩氏の恐怖政治が怖くて脱北した、党幹部たちはみんな震え上がっていると答えたとされる。

韓国の国家情報院の発表によると、今年6月までに処刑された幹部は70人を超える。これは2012年の3人、2013年の30数人、2014年の31人に比べて非常に多い数字だ。

国家情報院は資料「北朝鮮内部の特異動向」で、「金正恩氏が核心幹部への不信感が高まり、手続きを無視した粛清を行うなど、恐怖政治のレベルが高まっている。幹部たちの間でも金正恩氏の指導力に懐疑的な見方が拡散している」と解説している。

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