昨年、韓国に亡命した労働党の下級幹部は韓国当局の取り調べに対して、金正恩氏の恐怖政治が怖くて脱北した、党幹部たちはみんな震え上がっていると答えたとされる。
韓国の国家情報院の発表によると、今年6月までに処刑された幹部は70人を超える。これは2012年の3人、2013年の30数人、2014年の31人に比べて非常に多い数字だ。
国家情報院は資料「北朝鮮内部の特異動向」で、「金正恩氏が核心幹部への不信感が高まり、手続きを無視した粛清を行うなど、恐怖政治のレベルが高まっている。幹部たちの間でも金正恩氏の指導力に懐疑的な見方が拡散している」と解説している。
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