北朝鮮の金正恩氏が、今月9日にロシアで開催される対独戦勝70周年記念式典へ欠席することになった。欠席の理由について、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、「北朝鮮の内部問題」によるものだと語った。
韓国の国家情報院の最近の報告によると、2015年に入って金正恩氏が高級幹部15人を処刑した。不安定な北朝鮮内部を引き締めるために恐怖政治を強化している北朝鮮が、「最高指導者の長期間不在はリスクがある」と判断したという見方がある。
いずれにせよ、土壇場のキャンセルはロシアに対する外交的欠礼となり今後の朝ロ関係に傷跡として残されかねない。それにもかかわらず、北朝鮮が訪ロを取りやめた理由はなんだろうか。デイリーNKは3人の識者に「金正恩氏が、ロシア訪問をキャンセルした」理由について聞いたみた。