米ジョンズホプキンス大学の北朝鮮分析ウェブサイト「38NORTH(ノース)」は、7日、北朝鮮がノドンやスカッドなど、日本や韓国を射程内とする短・中距離弾道ミサイルを約1000発保有しているとするレポートを掲載した。
また、北朝鮮は2020年までに最大100発の核弾頭を製造する能力を有していると指摘している。
一方、米軍で本土防衛を担当するゴートニー司令官は7日、情報機関の分析結果として北朝鮮が核兵器の小型化に成功し、移動式の大陸間弾道ミサイルに搭載するようになると述べ、強い危機感を示した。
米国では最近、こうした危機感の表明が相次いでいるが、一方で相反する見解も出ている。
オリ・ハイノネン国際原子力機関(IAEA)元事務次長は3月、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューを通じて「最悪の状況だとしても、5年後に核兵器100個を保有できるというのは驚異的であり、すべての制約を考慮すると、技術的に不可能だ」と反論。「核物質を蓄積することと、実際に核兵器を保有するというのは全く別の問題だ。実際に核兵器を製造するには、多くの他の変数がある」と説明している。