北朝鮮当局は、電波を探知する「検出哨所」を国境地域に設置したり、ドイツ製の高性能電波探知機を導入したりするなど、携帯電話で中国や韓国と通話する行為の取締に躍起になっている。
金正恩氏は昨年11月、携帯電話での違法通話を取り締まるよう指示。それを受け、「方針検閲」のために国家安全保衛部15局の職員が両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市に派遣された。
しかし1月30日になって、保衛部が携帯電話使用で逮捕した人々を全員釈放したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が10日、報道した。
「密告すれば無罪にしてやる」と保衛部
両江道の内部情報筋はその理由について、RFAに対しのように語っている。