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北朝鮮が7日、労働新聞紙上で新型対艦ミサイルや、ステルス艦艇の特徴を持つ新たなミサイル艇の存在を公表したことに、若干の不吉さを感じる。

新型のミサイル艇や新型ミサイルが、どの程度の性能を備えているか現時点ではわからない。韓国メディアの報道内容を見る限り、韓国軍当局は新型ミサイルについて、ロシア製の「3M24ウラン」と同等であると分析しているようだ。それが当たっているとすれば、従来の「KN-01」(北朝鮮版シルクワーム)の射程を50kmも上回るほか、超低空を飛行するためレーダーによる探知も難しくなる。

もとより、それで北朝鮮の戦力が大幅に向上することはない。北東アジアで最も時代遅れの海軍である事実は変わらず、米海軍に対抗するなど夢のまた夢だ。

ただ、客観的にはそうであっても、「現場の空気」への影響はわからない。

新兵器登場が武力衝突を呼んだ歴史

北朝鮮の海軍が抱えている「現場」は、巨大戦力を擁する米中や日中のそれに比べ、ずっと小さなものだ。だからこそ、大国から見ればささやかな装備の更新が、「現場」に大きなバランス変化をもたらす可能性がある。

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