北朝鮮の農場(本文とは関係ありません) ©Aleckeung
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北朝鮮の昨年の穀物生産量が、この20年で最大を記録したとの情報が出ている。しかし、輸入量と国際社会からの支援が減少しているため、食糧難からの脱出はしばらく先になりそうだ。

国連世界食糧計画(WFP)によると。コメ、トウモロコシ、マメなど昨年の北朝鮮の穀物生産量は497万5000トンに達した。

1995年に405万トンだった穀物生産量は、2001年には257万トンまで低下したが2004年以降は概ね400万トン以上を確保できている。

金正恩氏が政権についた2011年には422万トン、2012年は445万トン、2013年は484万トン、そして昨年は497万トンと増加が続いている。

しかし、FAOの推測した2014年11月から2015年10月までの北朝鮮の穀物需要量は548万9000トンで、穀物輸入予想値30万トンを引いても20万トンが足りない計算となる。

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北朝鮮では2012年の「新経済管理改善措置(6・28措置)」以降、農業生産の向上を目指して「分組管理制」と「圃田担当制」が実施されている。しかし、責任逃れのために虚偽報告がなされるなどの実態もあり、実際に穀物生産量が増加しているかは不明だ。

【参考記事】
北朝鮮、農業改革のはずが虚偽報告で軍と農場が衝突
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