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「それでもここまで昇進できたのはひとえに、金正恩からの個人的な信頼があったから。メカ好きの金正恩は、戦闘機の魅力や専門的な情報を詳しく話してくれる李炳哲を気に行ったのでしょう」

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今回の朝鮮中央通信の報道では、李炳哲氏が党内どの部署を担当しているかは明かされていない。韓国の聯合ニュースなどは、「軍事活動に対する党の領導を任された軍事部と推定される」としている。これが当たっているとすれば、正恩氏が今後、李炳哲氏を通じて軍をどのようなカラーに染め上げていくかが注目される。

一方、同じ報道の中で、軍総政治局の副局長だったソン・チョルジュ氏が、空軍の政治委員に異動し、上将から中将に降格されたことも確認された。同氏は2013年6月に正恩氏の機械工場の現地指導に随行して以降、姿を見せていなかった。

なお、この日の正恩氏の視察には黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長、韓光相(ハン・ガンサン)党部長、李炳哲第一副部長、金与正(キム・ヨジョン)党副部長らが随行し、チェ・ヨンホ空軍司令官、ソン・チョルジュ空軍政治委員が現地で出迎えた。