空軍司令官出身の李炳哲(リ・ビョンチョル)氏が、朝鮮労働党中央委員会の第1副部長に昇進したことが13日にわかった。
朝鮮中央通信は同日、金正恩氏が航空および反航空軍指揮部(空軍)を視察したニュースを伝える中で、随行した李炳哲氏を「党中央委員会第1副部長」の肩書で紹介した。
李炳哲氏は先月8日、空軍司令官から労働党副部長に異動したことが判明したばかりだった。朝鮮労働党内の地位と権限は、副部長よりも第1副部長が大きく上回る。第1副部長は正恩氏の職務を直接補佐する役割もこなすため、新たな「最側近」の誕生と見ることもできる。
正恩氏に「戦闘機の魅力」解説
空軍出身のある脱北者によれば、同氏はもともと、北朝鮮の体制中枢に有力な縁故もなければ特段の戦功もない人物だという。