恵山市の金正淑芸術劇場(本文とは関係ありません)
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中朝合弁「恵山鉱山」の労働者だけ特別扱い

北朝鮮において、金日成、金正日両氏の誕生日は国家最大の祝日だ。国を上げてのお祝いが盛大に行われ、特別配給も実施されるので北朝鮮の人々にとっては楽しみな日だ。

今日1月8日は金正恩氏の誕生日。だが、休みにはならず、庶民達は「堆肥戦闘」(肥料用の人糞集め)に動員された。ぬか喜びさせられた北朝鮮の人々は不満たらたらだ。

【参考記事】新年早々の「人糞集め」にガッカリする北朝鮮の庶民たち

ところが、中国企業の投資で操業が活発に行われている両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)市の恵山鉱山では特別配給が実施された話が広がり、人々の不満に油を注いでいる。

両江道のデイリーNK内部情報筋は次のように伝える。

「元帥様(金正恩氏)の誕生日には何も配給されなかったが、恵山鉱山の労働者だけには1人当たり砂糖5キロと油1キロが配給された」

「他の人々は元帥様の誕生日なのに休めず、堆肥戦闘に動員された」

他の機関や企業所と違って、恵山鉱山では毎月の配給や給料の遅配もないと内部情報筋は語った。

「先月は400人民元を受け取った人もいた。削岩工など大変な仕事をしている人は500人民元を受け取った。さらにコメ、油、砂糖も配給された」

「動員するなら酒をくれ!」

恵山鉱山の労働者だけが特別扱いされて、庶民たちは不満たらたらだ。

「私たちは堆肥戦闘のせいで働く時間が削られて食糧の心配しているが、恵山鉱山の労働者は金儲けのことを考えている」

「『堆肥戦闘に動員されてお酒でも振る舞ってくれたら夫も喜ぶだろうに…』と不満を口にする人もいる」

「川向うの中国では『コメが余って』心配、北朝鮮では『コメがなくて心配』だ。これじゃ行くなと言っても皆中国に行ってしまう」(内部情報筋)

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