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化学肥料が不足している北朝鮮では毎年1月、人糞集めに住民を総動員している。「朝鮮民主女性同盟(女盟:ニョメン)」所属の専業主婦の場合、一人当たり1.6トンの人糞を収めよと指示が下された。

【参考記事】北住民 夜明けから夕方まで堆肥生産動員 … 市場閉鎖

「なぜ祝日じゃないのか?!」庶民の間で飛び交う相反する噂

「公休日」に定めなかった当局の方針の変化について庶民の間では二つの相反する噂が飛び交っている。

両江道の内部情報筋は「正恩氏が反発を生まないようにおとなしくしている」として次のように説明する。

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「将軍様(金正日氏)の3年の喪が開けたが、正恩氏の誕生日を祝日にするのは時期尚早」

「『祝日の雰囲気を出すな』と正恩氏が言ったとの噂がある」

一方、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は、幹部の忠誠レースの犠牲で庶民の休日がなくなったと伝えている。

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「金正恩は何も言っていないのに、中央党の幹部たちが『新年の辞決死貫徹』のスローガンを掲げて庶民を堆肥戦闘に追い立てている」

「金正恩が新年の辞で経済について多く述べているので、幹部たちが忠誠レースを始めてしまった」

米政府系の放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は昨年12月31日に、保衛部や人民保安部の職員は堆肥戦闘に参加しなくてもいいとの指示が下されて庶民の怒りを買っていると伝えたが、それに加えて今回の仕打ち。

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北朝鮮の庶民たちはまさに「ドツボにはめられた」気分だろう。