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農村地域と都市の一部住民は同期間にも個人的な農業を休むことはできないため、ほとんどの企業所では時間的な便宜を図る。企業所の支配人(社長)出身のある脱北者は「国家配給がない状況で個人農業もできなくなると生存自体が難しくなる。出勤できなくなってはいけないため、機関の責任者も様子を見ながら労働者に時間的に配慮をしている」と話した。

一方、商売で生計を立てる住民は苦痛の連続である。同期間には市場の取締りが強化されるためである。商人は「農村動員期間は地獄のようだ」と不満を見せていると脱北者らは証言する。北朝鮮当局は農村動員期間に商売をした住民に対し「思想闘争」を実施し、配給を減らすなどの経済的不利益を与え統制してきた。

今年初めに韓国に入国したある脱北者は「国家は配給を与えないくせに農業期に個人農業も自由にさせないのは飢え死にを強要していることと同じと住民は不満を抱いてきた。しかし処罰を受けるのは避けたいため、仕方なく農村動員に参加している」と話した。