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学生の場合、通常午前9時から作業を開始する。一部は集団課題として作業するクラスもあるが、ほとんどは個人別の課題形式で作業が割り振られる。そのほうが迫ヲもよく責任感も高まるためである。

情報筋によれば、学生らの農村支援は今月初めから開始された。授業を中断し一日中農村に動員されるようになったのは今月中旬から。今回の農村動員戦闘には10歳以下の小学生までが総動員された。成人でも過重な田植え作業に幼い子どもまで動員され、親たちの不満が高まっていると情報筋は語った。(5月16日、デイリーNK報道)

過去にも幼い小学校の生徒が田植えに動員されることは頻繁にあった。当時、幹部らは「匙を持つ者は皆稲田で働くべき」とし、「食糧が多ければ敵と戦っても勝つことができる。適切な時期に田植えができないと収穫量が顕著に減少する」と党の方針を説明した。

しかし今回のように幼い子どもたちを大々的に動員した事例はないと内部情報筋は説明する。彼は「昨年の穀物生産量が少なく、一部の地域では餓死者が大量発生したほどに穀物生産が滞っていた。当局は今年の食糧生産を増加させるため、必死に総力を傾けているようだ。幹部らは『火掻き棒も跳ね回る』ほど忙しいとして子どもたちの動員を奨励している」と話した。