北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が23日、ロシアで起きた銃撃事件をめぐりロシアのプーチン大統領に見舞い電を送った。朝鮮中央通信が24日、伝えた。
ロシアの首都モスクワ北西のクラスノゴルスクのコンサートホールで22日、迷彩服を着た武装集団による銃撃射事件が発生。ロシア連邦捜査委員会は、130人以上が死亡したと発表した。事件後、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。
金正恩氏は見舞い電で、「あらゆる形態のテロに反対する朝鮮政府の立場は終始一貫しており、人間の生命を脅かす極悪非道なテロ行為は何によっても正当化されない」と述べた。
また、「大統領を中心とする社会的・政治的団結と安定を強固にし、国の安全と主権的権利を守ろうとするロシア人民の正義の偉業に固い支持と連帯を送っている」と強調した。