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新型コロナウイルスに対する「非常防疫大戦」で勝利宣言を行った北朝鮮。だが、国内では様々な感染症が流行を繰り返している。

北朝鮮の一部地域で、鳥インフルエンザが発生したと、平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

首都・平壌郊外の順安(スナン)区域にある平壌ダチョウ牧場と、平安南道安州(アンジュ)市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、対応に当たっている。双方とも、軍人と地域住民にダチョウ肉、鶏肉を供給するために建設されたところだ。中でも、ダチョウ牧場は故金正日総書記の指示で建設されたところで、非常に重要な施設だ。

鳥インフルエンザウイルスは感染力が非常に強いため、飼育されている家禽類はすべて殺処分することになっており、北朝鮮では各道の防疫所がその作業に当たっている。また、道内の文徳(ムンドク)郡の渡り鳥渡来地周辺地域への統制を強化している。

しかし、深刻な食糧難に襲われている状況で、殺処分対象のニワトリなどをワイロを受け取って売り払い、安値で販売する事例もある。

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鳥インフルエンザにかかった家禽類の肉を食べても、人間に直接の影響はないが、流通過程でウイルスが広がることによって、人間にも感染しやすい強毒性のウイルスに変異する可能性もある。

(参考記事:金正恩が厳禁「病死豚肉」の流通で収容所送りも

なお、2020年5月には同じ平壌ダチョウ牧場で、ダチョウが大量死する事件が起きているが、これも鳥インフルエンザによるものと見られている。

(参考記事:金正恩の「ダチョウ様」が大量死…スッポン処刑の悪夢よぎる

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鳥インフルエンザ以外にも、家畜伝染病のアフリカ豚熱(旧称アフリカ豚コレラ)、果樹伝染病の火傷病、人間に感染する腸チフス、コレラなど、北朝鮮では次から次へと様々な感染症が流行する。

農薬の不足、畜産、水道インフラの未整備など、北朝鮮の抱える様々な問題が、国民を苦しめているのだ。

(参考記事:北朝鮮、首都・平壌近郊でも腸チフス感染拡大