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韓国の文在寅大統領(当時)は昨年9月、遺棄されたペットの管理体系改善に関する報告を受けた際に、「もはや犬の食用(禁止)に関して慎重に検討すべき時になったのではないか」と述べた。

朝鮮の暦の上で、最も暑い日とされる「三伏」の日。今年の三伏は、初伏7月16日、中伏7月26日、末伏8月15日だが、その日に合わせて、精をつけるために犬肉が食べられてきた。

だが、ギャロップコリアが2019年8月に実施した世論調査では、回答者全体の71.9%が「犬肉を食べるつもりはない」、46%が「一度も食べたことはない」と答え、「最近も食べている」と答えた人は12.2%に過ぎなかった。

ただ、犬肉食を法律で禁止するかについては、賛否が拮抗しており、2023年4月27日から施行される改正動物保護法に、この部分は盛り込まれなかった。いずれにせよ、韓国人の食生活から犬肉が消えつつあることに変わりなく、消滅は時間の問題だろう。

ところが、軍事境界線の北側の北朝鮮では、状況が一変する。

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デイリーNKの内部情報筋は、北朝鮮では犬肉を拒否したり嫌ったりする人はあまりいないとして、犬肉が俄然人気であると説明した。

「北朝鮮の人々は、犬肉を補身(精をつける)に最高の健康食と考えており、特に三伏の日の犬肉人気の高さは言うまでもない」

ただ、コロナ対策の国境封鎖、貿易停止で、食糧や物資が不足する中で、以前のように犬肉を食べるのは難しくなっており、1人分の量は3分の1に減っているとのことだ。ちなみに9キロの犬には、恵山(ヘサン)では900元(約1万8200円)、平壌では1200元(約2万4300円)の値がついているものの、入荷量が少なく、手に入れるのが難しいとのことだ。

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食用犬の飼育は、手っ取り早く現金収入を得られるため、農村では多くの人が行っており、都会の業者が買い付けにやって来る。

また、平壌のレストランは周囲の平安南道(ピョンアンナムド)、黄海北道(ファンヘブクト)、黄海南道(ファンヘナムド)の機関と契約を結び、副業として飼われている犬を買い付けるとのことだ。平壌市郊外の農村でも食用犬は飼育されているが、それだけでは需要に追いつかず、地方の人民委員会(市役所)や経営委員会と協力して、犬肉を確保している。

(参考記事:北朝鮮の犬肉文化(上)南の山海の珍味もうらやましくない北の犬肉の味

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犬肉に手を出せる経済的余裕のない人々は、鶏やウサギの肉で作ったサムゲタンを食べているという。

人権問題などに関連して、国際社会の批判を受けるたびに、表面上は強く反発しつつも内心では気にしていると言われる北朝鮮。しかし、犬肉食に関しては気にしないようだ。ただ、国営の朝鮮中央通信の日本語版は、「タンゴギ」と朝鮮語の単語を使い、犬肉とは呼んでいないことから、少しは気にしているようだ。

一方の韓国は、1988年にソウルオリンピックのときに国際社会で上がった批判の声を気にして、犬肉食堂を表通りから裏路地に追いやるなどの措置を取ったが、日本のクジラと同様に、批判が食文化ナショナリズムを煽り、一時的に人気が高まった。

しかしこの20年で、国際社会の批判以上に、韓国国民のアニマルライツをめぐる意識が変化したことが影響し、犬肉は韓国の食卓から姿を消しつつある。

(参考記事:本日、北朝鮮は「犬肉料理」の日…欧米の批判もどこ吹く風

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