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金正恩総書記は昨年末の朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会で、多くの時間を割いて農業問題について語った。これを受け、各地の協同農場には増産のプレッシャーがかけられている。

米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、南浦(ナムポ)市大安(テアン)区域の農業門部門の幹部の話として、全国の協同農場に対して1ヘクタールあたり1トンの穀物増産が求められていると伝えた。

だが、国からは一切の営農資材の供給がない上に、50年ぶりと言われるほど深刻な少雨により、昨年秋にまいた小麦と大麦が枯れてしまい、再び種まきをやり直している状況だとも伝えている。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が、深刻な少雨の詳細を伝えている。

(参考記事:毎年凶作の北朝鮮農業、何が問題なのか?

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本来、今の季節には大麦が15センチほど育ち、麦畑は緑で覆われるが、今年は例年の半分ほどしか育たず、ところどころで枯れている有様だという。金正恩氏の指示に基づき、従来のトウモロコシに替えて大麦、小麦の栽培に転換したものの、天が味方してくれなかったのだ。

参考までに、韓国気象庁の観測によると、昨年12月から今年2月までの韓国全土の平均降水量は13.3ミリで、平年(1991〜2020年)の14.7%に過ぎなかった。北朝鮮も概ね同じ状況と見ていいだろう。

ただ、韓国では灌漑施設も整っている上に、緊急支援が行われている。例えば、韓国農漁村公社は、少雨に対応するために、全国の165の市と郡で緊急地下水支援に乗り出し、大型機械による緊急の井戸掘り、貯水池の点検、漏水調査などを行っている。

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一方の北朝鮮では、インフラが整っておらず、灌漑工事も人手だのみだ。情報筋は、田植え前の田んぼも乾いてひび割れているとして、国に対して揚水機と灌漑用のホースの支援を求めているが、雨が降るのを指をくわえて待つしかないのが実情だ。

(参考記事:日照りに悩まされる北朝鮮農業…灌漑工事に住民総動員

他の資材も不足している。

「肥料、農薬など農作業に必要な資材を購入する営農資金が絶対的に不足している。農村で最も重要な機械のトラクターもガソリンと部品が不足し、充分に稼働できていない」(上述の南浦市の幹部)

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今月中に雨が降ったとしても、収穫量の減少は避けられず、来月まで雨が降らなければ、大麦、小麦の収穫は諦めるしかないという。また、まもなく始まる稲作への影響も避けられない。

金正恩氏が熱弁を振るった農業問題だが、スタートから大きな難関にぶち当たってしまった。

(参考記事:穀物に続き野菜と果物も高騰…北朝鮮農業、異常高温と大雨で危機

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