教化所内では薬草や面会で薬を求めたりすることで解決しようとするが、慢性的な医薬品不足に苦しめられている。だから、適切な時期に治療が受けられずに死亡率が増加する原因になる。簡単な手術しかできず、作業中に重傷を負った場合、特別な治療が受けられない。 前回のコラム(『北朝鮮の刑務所「教化所」の実態』)でも指摘したが、教化所は自給自足体系による国「的問題点を抱いており、常に人権侵害が起こっている場所だ。1990年代中頃から続いた大規模な脱北者の強制送還により収監者は急増したが、教化所側は北朝鮮当局の支援がなかったので必要な物資を自ら解決しなければならなかった。そのために物資の不足による衣食住体系の悪化は避けられなかった。 それほど規模が大きくない農業生産に比べて、多くの人が収監されたことから死亡率は増加する。さらに、統制手段としての人権侵害が存在する。解決の困難な人権意識の欠如によるものであり、施設従事者の意識で解決できるはずだが−。 人権侵害のなかで最も極端なのは公開処刑だろう。また女性収監者に対する強制堕胎もある。

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