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北朝鮮の穀物価格は、9〜10月ごろが最も高く、11月から下落傾向に転じるというのが例年の流れだ。収穫後にコメの流通量が増えるためだ。ただ、今まではどれだけ安くとも4000北朝鮮ウォン代を維持してきたが、今年は一部で3000北朝鮮ウォン代まで下がるなど、かなりの下落傾向を見せている(1000北朝鮮ウォンは約23円)。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、恵山(ヘサン)市場では今月8日からコメは4200北朝鮮ウォン、トウモロコシは2100北朝鮮ウォンで取り引きされている。コメは1週間で2割ほど下落した(いずれも1キロの価格)。

首都・平壌では今月1日に4900北朝鮮ウォンだったが、最近では4500北朝鮮ウォンまで下がった。国境都市の新義州でもほぼ同じ価格だ。一方、東海岸の咸鏡南道(ハムギョンナムド)の北青(プクチョン)では3800北朝鮮ウォンで取り引きされている。

生産地から遠く離れた恵山でのコメ価格は、平壌や新義州より高いのが通常だが、今では逆に恵山の方が安くなっている。この傾向の原因について、情報筋は言及していない。ちなみに今年1月から5月にかけて、コメ価格が3000北朝鮮ウォン代まで下がった要因としては、当局によるコメ供給の増加、コロナ禍の経済難による消費の低迷が挙げられている。

(参考記事:【北朝鮮国民インタビュー】医薬品が手に入らない。コメ価格は下がり助かった

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コメ価格の下落をチャンスと見たトンジュ(金主、新興富裕層)や一部住民は、当局の目を盗みながら、慎重にコメの買い占めを行っている。人為的な介入がない限り、コメ価格は来年夏にかけて上昇するからだ。

当局は、市場での穀物販売を禁止し、国営の国家食糧販売所でのみ販売し、価格を安定させる方針を示していたが、それが昨今のコメ価格にいかなる影響を及ぼしているのかは、定かでない。

(参考記事:北朝鮮の「国営米屋」が外貨集金マシーンに

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