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北朝鮮・平壌の3大革命展示館で11日、朝鮮労働党創建76周年を記念する国防発展展覧会「自衛―2021」が開幕。新型と見られる大陸間弾道ミサイル(ICBM)をはじめ、過去5年間に開発された兵器が展示された。

開幕式では金正恩総書記が記念演説を行い、「今日の盛大な展覧会は不敗の自衛路線を変わることなく堅持して国家防衛力強化の新たな転機を切り開くわが党の雄大な抱負と指導力、実践的実行力を集中的に、直観的に分かるようにし、わが国家が到達した国防科学、軍需工業の驚異的な発展相とその目覚しい展望を誇示する大規模閲兵式に劣らない一大国力の示威になる」などと述べた。

(参考記事:【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

北朝鮮が、国防発展展覧会を開催するのは初めて。同国メディアが公開した写真を見ると、金正恩氏が演説を行った舞台の脇に移動式発射台(TEL)に載せられたICBMが置かれている。新型の「火星―16」と見られる。北朝鮮は2017年11月に「火星―15」の試射を行っていこう、新たなICBMの実験を行っていない。

ただ、金正恩氏は今年1月の第8回党大会で「1万5000キロの射程圏内の任意の戦略的対象を正確に打撃掃滅させるための命中率をいっそう高め、核先制および報復打撃能力を高度化する」ことや、「水中および地上(発射)個体エンジン大陸間弾道ロケット開発事業を計画通りに推進し、核長距離打撃能力を高める」方針を表明している。

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開幕式では、朝鮮人民軍兵士による撃術(格闘技)模範演技や空てい部隊の降下、空軍機の展示飛行が行われたほか、国防力強化に貢献した人々に対する表彰が行われた。