金正恩の「復興住宅」大雨であっけなく崩壊…被災地で混乱

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昨年9月に北朝鮮を襲った台風9号(メイサーク)により、国内最大の亜鉛の産地、咸鏡南道(ハムギョンナムド)端川(タンチョン)市の検徳(コムドク)鉱山では甚大な被害が発生した。

現場の事情に疎い朝鮮労働党委員会が、作業員を早急に撤収させるべきとの現場の声を無視したことで、多くの人命が失われる結果を生んだ。その後、復旧作業が続けられていたが、最近の大雨でまた被害を受けてしまったと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

昨年の災害後に建てられた復興住宅が大雨で崩壊。指揮部は、朝鮮労働党創立日の10月10日までに是が非でも復旧作業を終わらせよと指示を下しているが、現場では「絶対に無理」だと見られている。いわゆる「速度戦」方式で非現実的な工期がゴリ押しされれば、これまでのように深刻な人命被害が懸念される。

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この地域を含めた北朝鮮の多くの地域では、今月1日から雨が降り続き、甚大な被害が発生した。

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検徳では、露天鉱山に積み上げられていたボタ(捨て石)が崩れ、巻き込まれた作業班の人員が死傷し、掘削機などの装備が破壊されるなどの被害が発生した。また、変圧器6台が同時に爆発、停電となって鉱山の稼働が止まってしまった。昨年の被害の後で掘られた排水用の坑道がうまく働かなかったことが、事故の原因だと情報筋は指摘した。

「平壌市1万世帯住宅」建設事業に投入されていた人員1000人が、急遽派遣された。また、咸鏡南道当局は、変圧器2台を投入し、5日には電気供給が復旧できたが、過負荷がかかってすぐに故障してしまい、また停電になってしまったとのことだ。

これに対して国は、全国にあるラインを急遽稼働させて、変圧器8台を供給することにした。

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一方で、住宅にも被害が出ている。山裾に立ち並んでいた住宅は崩壊し、土地の低いところにある住宅は浸水した。

セメントが充分に確保できない中で建てられたこれらの家は、真砂土の多く混じった三和土、つまり固く突き固めた土の壁で建てられており、大雨であっけなく崩壊してしまった。昨年の災害後に建てられ、1年足らずで住めなくなってしまったのだ。

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検徳には、兵役を短縮され集団で送り込まれてきた元兵士とその家族が多く暮らしているが、生活環境の悪さから、夫は妻子を実家に送り返し、新しい家を受け取るまで一人暮らしをしていた。

ところが、その工事が終わらぬまま、また自然災害が起きてしまった。彼らは「この冬も妻なしに越冬しなければならない」「これ以上遅れたら妻は帰ってこないだろう」と嘆いているという。

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