北朝鮮の金正恩党委員長は5日、首都・平壌市の党員に向けた公開書簡を発表し、「首都の優れた中核党員1万2000人で咸鏡南・北道にそれぞれ急派する最精鋭首都党員師団を組織する」と表明した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は書簡で「社会の多くの基本建設力量と人民軍部隊がすでに江原道と黄海南・北道の被害復旧現場に展開されている状況で、党中央は咸鏡南・北道の被害復旧を強力に支援する問題を他ならぬ首都の党員同志たちに打ち明けることにした」と説明。
続けて「国の全ての地域が常に自分の心臓である首都を各方面から守ることも国風であるが、困難な時に首都の人民が困難を経ている地方の人民を誠心誠意手助けし、鼓舞、激励することも、われわれの誇らしい国風と言える」と強調した。