同通信の報道全文は次のとおり。
金正恩党委員長が平壌の全ての党員に公開書簡送る
【平壌9月6日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長が5日、咸鏡南道の台風による被害現場で首都平壌の全ての党員に公開書簡を送った。
金正恩委員長は書簡で、最近、次々と押し寄せた大水と台風によって国の複数の地域が同時多発的に多くの被害を受け、それを克服するための猛烈な復旧戦闘が繰り広げられていることについて指摘し、再び襲った台風9号によって東海岸に位置する江原道と咸鏡南道、咸鏡北道でまたもや被害を受けることになったと明らかにした。
金正恩委員長は、一瞬も遅滞してはならないこの緊迫した状況で、しかも社会の多くの基本建設力量と人民軍部隊がすでに江原道と黄海南・北道の被害復旧現場に展開されている状況で、党中央は咸鏡南・北道の被害復旧を強力に支援する問題を他ならぬ首都の党員同志たちに打ち明けることにしたと指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面国の全ての地域が常に自分の心臓である首都を各方面から守ることも国風であるが、困難な時に首都の人民が困難を経ている地方の人民を誠心誠意手助けし、鼓舞、激励することも、われわれの誇らしい国風と言えると述べた。
首都の党員は、わが党が最も信じる中核力量であると指摘し、彼らが党の呼びかけに応えて被害現場へ行って闘えば自然がもたらした破壊的な災難による経済的損失に比べられない巨大な力を得ることになるだろうと述べた。
今年に入って、世界的な保健危機が持続し、自然災害まで重なって特別に困難を経ているが、われわれは党と人民の団結した力でこれら全てのことを果敢に克服していると指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今年は決して、災害と災難の年ではなく、超緊張の厳しい闘いの中でより固い団結を成し遂げる闘争の年、前進の年、団結の年だと強調した。
党中央は、朝鮮労働党創立75周年と第8回党大会をしっかり守るために、われわれの首都の党員同志たちが決起して災害を被った咸鏡南・北道の被害復旧戦域に勇躍駆けつけることを頼むと述べた。
金正恩委員長は、10月10日が目前に迫っているが、状況が困難で時間が差し迫るからといって新たに被害を受けた咸鏡南・北道の数多くの人民が屋外で祝日を過ごすようにすることはできないと述べ、党の心配と見守りの手で、首都平壌の温かい情で被災地の人民を手厚く慰労し、一刻も早く災難を払拭するように真心込めて支援し、闘うことを党中央は首都の党員同志たちにアピールすると述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面党中央は、首都の優れた中核党員1万2000人で咸鏡南・北道にそれぞれ急派する最精鋭首都党員師団を組織することを決心したと述べ、戦域に向けて発つ前にわれらの主席と総書記が居られる聖地の広場で決起集会を開き、忠誠の誓いを立てて被害復旧現場に進出すれば主席と総書記も非常に喜ぶだろうと指摘した。
金正恩委員長は、同志たちが現場へ行って遂行すべき主な課題は被害復旧戦闘に奮い立った勤労青年と軍人の先頭に立って党政策貫徹の先鋒となり、火種になることだと強調した。
今回、派遣される首都の最精鋭党員師団が住宅と公共施設の建設を基本にすることになるだけに、専門建設部隊で服務して除隊された建設技能の高い党員たちで師団の直属区分隊を組織すべきだと述べた。
師団直属区分隊が高い建設工法と技能だけでなく、全ての作業を責任をもって手抜かりなく行う教育者的な働きぶりで受け持った対象を立派に完工し、全般的復旧工事の質的水準を向上させ、地方の建設者に先進建設技能を惜しみなく譲り渡すことについて指摘した。
省・中央機関の党員同志たちも、被害復旧現場へ進出する戦闘員という姿勢で復旧工事に必要な資材と設備、物資を適時に迅速に送ってやることで、首都で働く党員としての本分を全うすべきだと述べた。
金正恩委員長は、党中央が直接組織して咸鏡南・北道に派遣する首都の最精鋭党員師団が朝鮮労働党創立75周年の祝日と第8回党大会をしっかり守る別働隊として、付与された栄えある使命と戦闘任務を立派に遂行し、大きな勝利を収めることを確信すると強調した。---