北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、日本のNHKが北朝鮮のミサイル発射を誤報した問題をめぐり、「再侵略のための武力近代化を促そうとする下心の明確な発露」と非難する論評を配信した。
NHKは先月30日、公式サイトに「北朝鮮のミサイル 海に落下と推定」と誤報を流した。この問題をめぐっては、報道局長や編集主幹、おはよう日本部チーフプロデューサーら計6人がけん責の懲戒処分を受けた。
論評は、「『誤報』騒動を単にミスや錯覚と見なすにはその中に内在している腹黒い下心が極めて危険である」と指摘した。
また、「われわれに対する恐怖の雰囲気を醸成し、それをきっかけにして再侵略のための武力近代化を促そうとする下心の明確な発露である」と非難した。
そのうえで、「日本が再侵略野望に浮ついて盗人猛々しく振る舞っては、滅亡の時間を早める結果だけをもたらすことになるだろう」と強調した。