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金正恩党委員長は16日午前、「新兵器」の試射を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は同日午前8時すぎと8時15分頃、東海岸の通川(トンチョン)の北方から海上に向けて飛翔体2発を発射したと発表した。試射はこれを指すと見られる。同本部の発表によれば、飛翔体は高度約30キロ、飛行距離は約230キロで、最大速度はマッハ6.1以上だった。

北朝鮮が16日に試射した「新兵器」(2019年8月17日付朝鮮中央通信)
北朝鮮が16日に試射した「新兵器」(2019年8月17日付朝鮮中央通信)

朝鮮中央通信が17日に公開した「新兵器」の写真は、米軍の地対地ミサイル「ATACMS」と外見が酷似しており、10日に試射されたものと同一と見られる。

金正恩氏は試射の結果を受けて「神秘的で驚くほどの成功率を記録した」として満足を表明。

また、「誰も手出しできない無敵の軍事力を保有し、それを強化し続けていくのがわが党の国防建設目標だ」と強調したという。