北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は19日、日本が防衛費を拡大するのは「海外膨張の野望を実現するため」であるとする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由)日本政府は18日午前の閣議で、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と、2019年度から5年間の「中期防衛力整備計画」を決定。これにより今後5年間の防衛費は総額27兆4700億円と過去最大を更新した。
論評はこれに対し、「日本は、敗北以降の数十年間、『防衛』という欺まん的な看板を掲げてその舞台裏で少しずつ軍事力を増強してきた。その結果、日本の『自衛隊』は近代的な陸・海・空軍武力と先制攻撃能力を全て備えた危険な侵略武力に成長した」と指摘。そのうえで「日本の再侵略は、時間の問題だ」と警戒感を表した。