北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、日本政府が海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を実質的な空母として運用しようとしていることを受けて、「世界は日本に警戒心を高めるべき」とする論評を配信した。
(参考記事:「自衛隊の攻撃能力は世界一流」と主張する金正恩氏の真意)論評は「日本は中国に対抗するために空母を保有しようとすると公言しているが、それは武力増強、海外膨張に対する日本の野心を示す一端にすぎない」と指摘。
「これは事実上、『自衛隊』が第2次世界大戦での敗戦による制約から脱して国内外的に意のままに軍事力を動かすための実践行動の一環として、世界の軍事的緊張と軍備競争を高調させるのは火を見るより明らかである」としながら、「世界は、日本の軽挙妄動に警戒心を高めなければならない」と主張した。