北朝鮮国営の朝鮮中央通信は17日、憲法改正を推進している安倍政権が、新憲法に自衛隊を明記しようとしていることについて「20世紀に実現できなかった『大東亜共栄圏』の野望をかなえようとする腹黒い下心の発露」であると非難する論評を配信した。
(参考記事:「民族への我慢ならぬ冒とく」北朝鮮、海自の旭日旗掲揚を非難)論評は「日本の各野党と各階層はもちろん、南朝鮮をはじめ外部でまで自民党の独自的な改憲の推進に対する懸念と非難、軍国主義の復活を狙った安倍政権の憲法改正意図を断罪、糾弾する声が高まっている」と指摘。
「(日本が戦犯国から)正常国家になる道は、侵略と罪悪で塗られた過去史を深刻に反省し、早急に清算することのみ」であるとしながら、「安倍一味は、70余年前の敗北の羞恥と屈辱を忘れない方がよかろう」と主張している。