北朝鮮国営の朝鮮中央通信は24日、日本は北朝鮮の「脅威」をテコに軍事力増強を進めていると非難する論評を配信した。
(参考記事:「自衛隊の攻撃能力は世界一流」と主張する金正恩氏の真意)論評は、「日本は6月の朝米首脳会談以後、誰それの『弾道ミサイル発射』に備えた『自衛隊』の警戒監視水準を緩和し、各地に展開した複数のPAC3地対空誘導弾部隊を撤収したし、時を構わず騒ぎ立てていた住民待避訓練も取り止めた」と指摘。
このように朝鮮半島情勢の緊張緩和を認識しながらもなお、日本政府が北朝鮮の脅威を強調するのは「防衛力増強、海外膨張、憲法改正のような自分らの政略の実現が阻害される」のを恐れているためだと主張した。
さらには「朝鮮半島に流れる平和的雰囲気をあくまでも遮り、地域に緊張状態を醸成して漁夫の利を得ようとする日本の反動層こそ、平和威嚇勢力、平和破壊勢力である」と決めつけた。