北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2日、金正恩党委員長が中国との国境に面した新義州(シニジュ)の新義州紡績工場と新義州化学繊維工場を視察したと伝えた。日時は明らかにされていない。北朝鮮メディアが中朝国境地帯での金正恩氏の活動を伝えるのは、3日連続。
金正恩氏はこれら工場の視察で、管理不備に激怒したもようだ。
(参考記事:金正恩氏、工場の管理不備に怒り爆発…従来は担当者ら処刑)今年の3回にわたる金正恩氏の訪中で中朝関係は緊密化しており、中朝国境地帯での金正恩氏の活動が集中的に伝えられるのは、中国との経済協力強化を視野に置いたものである可能性がある。またそれだけに、経済の「最前線」での怠慢に対し、金正恩氏の怒りも大きかったものと思われる。
視察には朝鮮労働党中央委員会の幹部である安正秀(アン・ジョンス)、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、韓光相(ハン・グァンサン)、金成男(キム・ソンナム)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、呉日晶(オ・イルチョン)、ファン・ヨンチョルの各氏が同行した。