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同年10月に2度にわたり補修工事が行われ、通行止めとなったが、その影響で物流が滞り、北朝鮮の物価が上昇してしまった。

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橋の上では何度も事故が起きているが、北朝鮮はそのたびにいい加減な補修工事でごまかしてきた。それがさらなる事故を呼び、老朽化を早める結果につながっている。

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現在は制裁の影響で橋を渡る車両の数が目に見えて減っており、一時的に閉鎖してもさほどダメージはないだろうとされている。ただ、閉鎖期間が予定より長くなれば話は別だ。

中国は、鴨緑江大橋から下流10キロのところに、新鴨緑江大橋を2014年10月に完成させた。建設費は全額中国が負担したが、北朝鮮から接続道路や税関などの施設の建設まで要求されたことで、橋は未だに開通できずにいる。

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