北朝鮮は、36年ぶりの「朝鮮労働党第7回大会」を5月上旬に開催すると発表しているが、いまだに正式な日程は明らかにしていない。そんな中、平壌市内は、厳重な警戒態勢が敷かれており、開催に向けた空気が流れはじめているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。
平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は「太陽節(故金日成主席の生誕記念日)を祝う行事が終わった直後から、党大会に向けた警戒態勢に入った。当局は、地方住民の平壌入市を制限し、出張や旅行で平壌市内に滞在している地方在住者に対しては即刻平壌から出て行くように命じた」と明かした。
北朝鮮当局は、大きな政治行事があるたびに、地方住民の平壌入市を厳しく制限するなどの措置を取ってきた。しかし、5月上旬だとしても、この時期から警戒態勢に入るのは異例だと情報筋は述べた。