北朝鮮で、「トンジュ(金主)」と言われる新興富裕層が参入するビジネス領域が拡大しているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。
ヤミ市場などでの商売で資金を蓄え、日本で言うところの「金融ブローカー」として財をふくらませたトンジュたちは、従来から個人住宅の取引、運輸業などのビジネスに関わってきた。そして最近では「国家建設事業」にまで参入して収益を上げ始めている。(関連記事)
昨年には、トンジュたちが投資を行い、平安南道(ピョンアムナムド)順天(スンチョン)火力発電所との共同開発による、プールと温泉を備えたいわば「複合スパリゾート施設」が建設された。
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