北朝鮮当局は建設の許可のみを与え、トンジュが建設費用に巨額の投資をつぎ込んだ。そうして火力発電所の廃熱を利用したプールは出来上がったわけだ。
利益は、発電所とトンジュで折半(5対5)の配分。発電所はプールから得られる収益で事業所の運転資金をまかなっている。
トンジュたちは国営企業所の幹部とのコネクションを活用して、様々な利権事業に参入してきたが、今では国家ができない部分を彼らが補うほどの関係になりつつある。
北朝鮮当局が国家建設を進めるには、トンジュが保有する資金が頼りだ。いまや、「トンジュを制すれば北朝鮮経済を制す」と言っても過言ではないが、これが北朝鮮が誇る「ウリ(我々)式社会主義経済」の実態なのである。
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