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ところが北朝鮮政府は、「効率的な建設資材の輸入のため」という名目で、輸入する権利を政府系の貿易会社に独占的に与えた。

表向きは効率化という理由を掲げているが、実際は自分たちが輸入して、地方の建設会社などに降ろし、差額を儲けるところに目的があるという。つまり、自分たちが「問屋」になり利ざやを「中抜き」しているのである。また、今後制裁などの影響で品薄になった場合に、高く売ろうという魂胆なのだという。

さらには、計画経済が機能していた1990年代以前は、国が資材の輸入、供給をコントロールしていたが、その状態に戻そうとする意図が隠されているのではないかとする見方もある。