金正恩党委員長が旗振り役となって平壌市内で建設が進められた倉田(チャンジョン)通り、未来科学者通り、黎明(リョミョン)通りのタワーマンション群。いずれもインスタ映えを狙ったかのようなきらびやかな建物だが、水が出ない、電気が使えない、暖房が利かないなどいろいろな欠陥を抱えている。
(関連記事:金正恩氏、日本を超えるタワーマンション建設…でもトイレ最悪で死者続出)一方、地方で進められていた煕川(ヒチョン)発電所、洗浦(セポ)地区畜産基地も完成したと大々的に宣伝された。しかし、それ以降は国を挙げての建設プロジェクトに関するニュースは流れてこない。
また、朝鮮中央通信が9月21日に「最終段階で急ピッチで進められている」と伝えた白頭山観光鉄道が完成したというニュースは報じられていない。ちなみに完成予定は、2016年の10月10日の労働党創立日だった。